「子どものための国際理解講座」 平成16年 10月31日(日)
岡山県国際交流センター7F

 今回の県国際理解講座は,地球市民フェスタINおかやま2004の中で,2日目の午前10時から
12時まで,国際交流センター7階体育室で行われました。目的としては,子ども達に外国人と直接
交流したり,海外派遣教員の話を聞いたり,その国の代表的なものに接したりすることによって,国
際交流および国際理解の場を与えようというものです。ここでは,当日の流れを写真を交えて簡単
に紹介していきます。

1.開会あいさつ  ・国際理解教育研究会 尾崎副会長 司会 池上理事



2.日本人学校帰国教師の話
  @北川和美先生(シンガポール)
   人口350万人ほど淡路島ぐらいの広さの小さな国です。日本人学校は,3つあり私は千人の児
童が在籍していたチャンギ校に勤めました。特色としては英語の能力別少人数クラス編成を実施して
いたり,体育や図工等をネイティブスピーカーとTTで教えるイマージョン教育を実施していたりするこ
とがあげられます。シンガポールの街は,高層ビルで空が狭く感じるほどで,一番高い山が160mし
かなく,それより高いビルがたくさんあります。それから,動物園がとても大きく,一日では回り切れま
せん。檻がないのも特色で,溝で区切られ,餌は外から投げ入れられます。シンガポールは,赤道に
近いため,太陽が真上にくることがあり,影がなくなります。国民は,77%が中華系で,他にインド系
やマレー系の人種がいます。それぞれを尊重しみんなが楽しい国づくりをしています。また,それぞれ
は英語でコミュニケートしますが,シングリッシュと言われる,独特の発音です。でも,欧米人がそれを
理解しなくても,英語が分からないのかと言って,自分達の英語に誇りをもっているそうです。



 A栗坂祐子先生(ハンブルク)
  ハンブルクはドイツ第二の都市で,人口は約170万人です。エルベ川の河口にあり,北海まで100
kmの国際都市でもあります。とにかく自然が豊かで,家の庭にリスや綺麗な野鳥がよくやって来ました。
ドイツ人は,とにかくサッカーが大好きで,高原選手がゴールしたりすると,私が日本人だと知って,抱き
ついてお祝いをしたり,ビールをかけてきたりしました。

  B国別展示品および試食コーナー
    上海(小原久美先生)
 


    スイス(阿部泰久先生)                                           


    ハンブルク(栗坂祐子先生)
  
 

    ペナン(山本敏樹先生)
 
   
   シンガポール(北川和美先生)